「暑さ寒さも彼岸まで」
これを、いかに困難なことであっても、いつか終わりが来て乗り越えることができる、と読み解いている人がいます。
「明けない夜はない」や「トンネルには必ず出口がある」なども、同じような意味で、苦しんでいる人を励ます時に使います。
ところが、苦しみの最中にある人にとっては、「夜は永遠に明けそうになく」、「トンネルの出口は、崩落して塞がっている」としか思えません。
これらの言葉は、自分で自分を励ます時には効果的ですが、苦しんでいる人にかける言葉としては、よろしくありません。
その時にかける言葉は、相手が男性か男性脳の女性の場合、「何のために、その困難があるのですか」と、未来に向けた質問をする方が良いのです。
本人の知性を使って納得させてあげ、解決策まで導くことができれば最高です。
相手が女性か女性脳の男性の場合、まず、相手を全肯定して、感情に寄り添ってあげることです。
その上で、「何のために、その困難があるのか」の質問です。
ある本にありましたが、「男性は事実を見、女性は事実と心を見る」、とのことです。
男性脳の場合、事実に対して正否の二択、女性脳は二択✖️二択の四択です。
あなたが苦しんでいる人に声をかける時、これらのことを頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
さて、「何のために、この苦しみがあるのか」や、「私は、何のためにこの苦しみを創り出したのか」を考え、答えを出すことを習慣にしていると、困難を恐れなくなります。
私の場合、困難に出くわすと、ワクワクしてきます。
喧嘩を売られた時に、「やってやろうじゃねえか」と燃えてくる、あの感覚です。
実際の喧嘩は、しませんよ。
事前に察して、逃げますから。
それはともかくとして、困難は、無いに越したことはありません。
ワクワクしたいために、わざわざ困難に飛び込んで行ったり、呼び込んだりするのは愚かです。
そんなことしなくても、勝手にやって来ますし。
ともあれ、気候の方は「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、涼しくなってきました。
読書に、スポーツに、食欲にと、充実した日々を送りましょう。