苦しい時、辛い時、何に救いを求めるかは人それぞれです。
そして、求めるものによって、運命が変わります。
アルコールや薬物に救いを求めると、破滅に向かいます。
一発逆転を狙ってギャンブルに手を出すと、これも破滅です。
頼れる友人がいる人は、幸せです。
あなたには、いざという時に助けてくれる友人がいますか。
お金が必要な時に、何も言わずに貸してくれる友人がいますか。
いるという方は、安心してください。
新興宗教に引っ掛かることも、まず、ないでしょう。
辛い時は、もはや努力して這い上がっていこうという気力はありません。
それで、何かに頼るわけですが、その一つが宗教です。
既存の宗教は、なんとなく敷居が高く感じて、入りやすい新興宗教に向かいます。
何度か取り上げましたが、近頃の新興宗教は、宗教色を消しています。
教団名に、「〇〇教」みたいな、宗教くさい名前を使いません。
カタカナや英語を使います。
教祖も、教祖サマではなく先生と呼ばせています。
信者は、会員です。
イベントを開いて、無料の占いで信者を獲得したりします。
インターネットにも力を入れていて、魅力的なホームページを制作し、SNSも充実させています。
ネット対策部隊があって、教団に対する批判的な書き込みに対しては、削除させたり、一般人を装って対抗したりしています。
そのせいで、教団がまともなのかどうか、ネットで調べるのが難しくなっています。
触らぬ神に祟りなし、と言います。
敷居がとても低いので、気をつけてください。
そういうものに頼る事態に陥る前に、日頃から、人を大切にしておきましょう。
いわゆる「信用残高」を、沢山貯めておくのです。
困ってから他人に親切にしようとしても、無理です。
自分が助けて欲しい側なのですから。
「いい人」になってください。
ただし、「人のいい人」ではなく、「いい人」にです。
「人のいい人」は、都合よく使われるだけで、相手に感謝されません。
相手は、楽をしただけです。
「いい人」は、困っている人に必要なものを提供して、助けてあげる人です。
ぜひ「いい人」になってください。
いい人になるというのは、いい人の如く振る舞う、ということです。
いざという時に助けてもらえるように、恩を売っておく戦略です。
既に「いい人」なら、安心して過ごせます。