大祓神事の人形は、他者のためにも書くことができます。
人形を書きに参拝した時に周囲を見渡しても、人形を書く人は稀です。
どこの神社でも、人形の宣伝を大きくしていませんから、知らない人は氣が付きません。
多くの人が、氣に留めることなく、人形のコーナーを素通りしていきます。
世の中には、日本人でありながら神社参拝をしない人も沢山います。
この様な人々は、日々積み重なる罪穢れを背負ったまま、重苦しい人生を送っているのです。
せめて、家族や大切な人には、書いてもらいたいと思います。
しかし、様々な事情で書きに行けない人もいるでしょう。
そもそも、信仰心の全く無い人には、勧めても馬鹿にされるだけで終わります。
それでも、家族は大切です。
大切な人のためには、代理で書いてあげてください。
その人に成り代わって、神様にお願いするのです。
そして、その人の名前や生年月日を記入します。
これは自分のものではありませんから、息を吹きかけたり、身体に擦り付けたりはしません。
もちろん、御玉串も代理で捧げます。
こうすることで、救ってあげることができるのです。
代理祈願をしたあなたには、体施と物施の徳が積まれます。
人形は、徳積みのチャンスでもありますから、無理の無い程度で代理祈願をされるといいでしょう。
私自身の経験からですが、代理祈願は、家族などの大切な人に限ります。
特に、嫌いな人のために書くとなると、心の底に葛藤があります。
神事が終わっても、その人に何の変化もなかったら、損したような氣分にさえなってしまいます。
精神衛生上、よろしくありません。
愛する人のためなら、心の底から幸せを願うことができますから、人形の代理祈願は、大切な人だけにしています。
もっと心の広い方、主義でなく本当の博愛を持っていらっしゃる方は、沢山、書くことができるでしょう。