誰しもが、嫌な思い出を持っています。
それを封印するか、うまく処理するかで、人生が変わってきます。
記憶の奥底に封印して、普段は忘れていても、何かの弾みで蘇ってきて追体験することは、ありませんでしたか。
それは、とても辛いことです。
特に、怒りや恨みを伴った記憶は、何年経っても、当時のまま蘇ってきます。
人生にとって、大きな足枷であり、重荷でもあります。
これを、知性を使って処理しましょう。
そのために、まず、嫌な思い出を書き出します。
パソコンやスマホのメモではなく、紙に書き出してください。
書き出したら、何のためにその体験をしたのか、考えてください。
何のために、相手にそのような行為をさせたのか、そのようなことを言わせたのか。
何のために、その現実を引き寄せたのか。
「なぜ」ではなく「何のために」です。
「なぜ」を導き出しても、解決にはなりません。
「何のために」を導き出してください。
そして、その答えも書き出します。
ここまで来れば、赦し易くなっているはずです。
その次に、赦すことで得られる利点を考えてください。
これを書きだせたら、「赦さないと損」という氣持ちになります。
赦す対象は、相手だけでなく、自分自身でもあるでしょう。
赦して手放せば、軽くなりますよ。
書いた紙は、くしゃくしゃにしてゴミ箱に捨ててください。
外で火が使える環境なら、「お焚き上げ」して、天の神様に受け取ってもらうのも良いでしょう。
そうして、足枷も重荷も、捨ててしまいましょう。
その日から、軽やかな人生が歩めますよ。