以前、「軽薄を目指そう」と書きました。
土の時代では、地に足を着けて精進努力することが尊ばれました。
スポーツ選手のトレーニング風景が、たまにテレビで放映されますね。
ああいうのを見ると、元気が湧いてきませんか。
そう感じる方は、努力すること、頑張ることは良いことだと信じ、自らも努力できる人です。
限界まで頑張って、疲れ果てて眠っても、また次の日、頑張れる人です。
土の時代は、それで良かったのです。
というか、そうでなければ成功しませんでした。
でも、時代は変わりました。
努力する、頑張るというのは、ある意味、執着です。
自分の思考や知識、経験の範囲内での執着です。
風の時代では、一つのことに固執するよりも、より良い方へ、スイスイと進んでいく方が幸せになれます。
我力で精進努力するだけでは到達できない高みに、追い風に乗って昇っていきましょう。
そのためには、執着を捨てて、軽くなる必要があります。
今流行りの断捨離は物を捨てますが、真に捨てるべきは、執着です。
今、手にしている物や人が、あってもいいし、なくしても構わない、という気持ちになれますか。
物を無理に捨てなくてもいいのです。
それに対する執着を捨ててください。
人も同じです。
それで心が軽くなれば、風に乗ります。
飛行機は、薄くて軽い材料でできています。
軽いから、飛べるんです。
土の時代では、軽薄な人は蔑まれました。
風の時代では、軽薄な人はフットワーク軽く、あっという間に遠くへ行ってしまえます。
ただし、努力は必要です。
これは、土の時代のように、一つのことに固執して頑張るのではありません。
執着を捨てる努力と、閃いたら即行動する努力です。
軽薄になる努力をして、風の時代に夢を叶えましょう。