明日1日を指す場合と、雨水までの2週間を指す場合があります。
立春は、明日1日だけを指すことの方が多いようです。
七十二候は、
初候・・・東風解凍 ( はるかぜ こおりを とく ) : 東風が厚い氷を溶かし始める
次候・・・黄鶯睍睆 ( うぐいす なく ) : 鶯が山里で鳴き始める。
末候・・・魚上氷 ( うお こおりを のぼる ) : 割れた氷の間から魚が飛び出る。
左右対称の文字で出来ているので、禍をもたらそうとやってきた鬼が、既に入った家なのか、まだ入っていないのか、戸惑うそうです。
その点から言うと、達筆よりも、活字を拡大コピーした方が良さそうですね。
さて、二十四節気の「第1」ということからわかるように、立春こそ一年の始まりと考えられていた頃がありました。
氣学による方位盤も、明日から変わります。
新しい年盤は、四緑中宮となります。
四緑木星生まれの方は、本命殺と本命的殺が無いので、吉方位が取りやすい年といえます。
全員が注意しなければならない五黄殺は、北西です。
その反対方向の南東が暗剣殺で、これも大凶方位です。
何事も上手くいかなくなる歳破は、西です。
このほか、自分の星が入っている方位を本命殺、その反対側を本命的殺と言い、両方とも凶方位になります。
吉方位より凶方位の方が多いので、なかなか、凶方位を避けて移動するのは難しいです。
短距離、短時間の場合は、年盤は氣にしないでいいでしょう。
1泊2日程度なら月盤、日帰りなら日盤で占います。
そして、期間や距離が短ければ、吉も凶も作用が小さくなります。
凶方位へ、引っ越しや長期・長距離の移動をせざるを得ない方は、神社で「方位除け」祈願を受けてください。
凶作用を軽減していただけます。
と、氣学の話をすると、長くなってしまいますね。
ともあれ、明日から新しい年が始まると考えれば、リスタートのチャンスです。
明日も、良き1日をお過ごしください。