あなたは、小さなことばかり考えてしまう自分を、責めていませんか。
カッとなって怒鳴ってしまった時、器の小さな自分にがっかりしたりしていませんか。
私には、よくあります。
不安、心配、恐れ、防衛反応、威嚇などの感情は、本能的なものです。
先祖代々そういう遺伝子を持っている人が、野生の動物や自然災害などから逃れて、子孫を残すことができました。
何世代も、そのような遺伝子を持つ者だけが生き残ってきたわけです。
ですから、上に書いたようなことは、誰にでもあるのです。
生まれながら能天気、楽天的な人は、その遺伝子が発現していないか、前世までに修行を積んで克服した御魂なのでしょう。
今世の修行で、器を大きくした人も沢山います。
そうでない大多数の人は、「小さいのが当たり前」なのです。
まず、そのことを認めましょう。
そして、小さな自分、小者である自分を受け入れましょう。
受け入れたら、小さいながらも頑張っている自分が、愛おしくなってきませんか。
目前のことは、世界平和や宇宙の発展に比べたら、瑣末なことです。
大きく思えば大きく受け取れますが、小さなことしか考えてないと、受け取るものも小さくなります。
そこで、目を閉じた時だけは、大きく考えるようにしてください。
目を閉じる時というのは、眠りにつく時や瞑想する時です。
布団に入ったら、その日の嫌な出来事や明日の心配をしないで、明るい未来を想像してください。
大きく、世界で活躍している自分を想像しましょう。
また、瞑想中には、心配事などが雑念として浮き上がってきます。
これは、誰でもです。
それに気づいたら、成功している未来の自分に切り替えてください。
だめだ、と思わないで、自然に切り替えます。
目が開いている時は、目の前の現実がありますから、大きな自分でいることは困難です。
無理しないで、小さな自分を認めて、受け入れて、愛してください。
そして、目を閉じた時には、大きな自分になって、理想の未来を想像してください。