罪穢れは、幸せになるための阻害要因の一つです。
映画などで、足に鉄の玉が付いた鎖を嵌められた囚人や奴隷を、観たことがあるでしょう。
罪穢れを持ったまま生きるのは、鉄球を引きずりながら歩いているようなものです。
人形 ( ひとがた ) と大祓神事を知った方は、幸運です。
鉄の玉を、少しずつ小さくしもらえるのですから。
どれほどの罪穢れが祓われるかは、徳分や玉串に込めた真心、神様に向かう心などで決まります。
そこで、残り約1ヶ月は、徳積みに専念しましょう。
とにかく、他人に親切にしてください。
一切の見返りを求めずに、人を助けたり、喜ばせたりしてください。
お礼を差し出されたら、喜んで受け取ってください。
受け取ることで、相手は安心し、また、あなたが喜んだことを喜んでくれるでしょう。
つまり、喜んで受け取ることは徳積みです。
相手に氣づかれなかったり、感謝されなかったら、陰徳。
感謝されたら陽徳です。
陰徳の方が徳が大きいのですが、あまり拘らなくてもいいでしょう。
私の体験から言えば、陰徳ばかりだと氣持ちが続きません。
積極的に人助けができない方は、笑顔を向けるだけ、優しい眼差しを向けるだけでも徳になります。
仏教の布施にある「無財の七施」の中で、できるものを実行してみましょう。
最初の一歩、小さなハードルを越えてください。
あとは自動的に、徳積みが加速していきます。
たくさん徳を積み、罪穢れをたくさん祓っていただき、今よりも幸せになってください。
あなたが幸せになればなるほど、大切な人を、より幸せにできるのです。