東京都多摩市にあります、武蔵国一宮「小野神社」を紹介しましょう。
主祭神は
天下春命 ( あめのしたはるのみこと )
瀬織津比咩命 ( せおりつひめのみこと )
創建は
安寧天皇18年 ( 紀元前530年 )
およそ2500年前の創建ですが、現在の建物は新しく、歴史を感じません。
また、多摩川の近くゆえに開けていて、荘厳な感じもしません。
天下春命は「先代旧事本記」によると、思兼神の御子神であり、饒速日命が天下った時の護衛の一柱です。
開墾の神として崇められています。
瀬織津比咩命は大祓祝詞に登場するので、名前を知っている方はいらっしゃるでしょう。
さて、武蔵国一宮を唱える神社が三つあります。
以前紹介した大宮氷川神社、氷川女体神社、そして小野神社です。
府中市の小野神社もこちらと同じ神様を祀っています。
多摩川の氾濫で遷座したと言われていて、どちらが本社でどちらが分祀か、はっきりしていません。
ただ、多摩市のの小野神社は江戸幕府の保護を受けていましたが、府中市の方は衰退しました。
太古の神社は、いわゆるパワースポットに建立されましたから、敏感な方は、参拝するとエネルギーを感じるでしょう。
なお現在、火曜と水曜は社務所に人がいませんので、参拝される方はご注意ください。