明日12月14日は赤穂浪士討ち入りの日ということで、年末には「忠臣蔵」関係の映画やドラマが、テレビで放送されます。
ただし、12月14日は旧暦であって、新暦だと翌年1月31日になります。
事件が起きたのは西暦1703年でしたが、1748年には歌舞伎や人形浄瑠璃の演目として、上演されました。
その後、小説になり、小説を基とした映画や、新たな解釈をつけたドラマなどが、たくさん作られています。
日本人は、忠臣蔵の世界が好きなのです。
私は、赤穂藩士の中心人物である大石内蔵助の息子、大石主税 ( おおいしちから ) の辞世の句が好きです。
この句を読むと、いつも涙が込み上げてきます。
「あふ時は かたりつくすと おもへども わかれとなれば のこる言の葉」
会っている時は語り尽くしていたと思うが、いざ別れの時となると、まだまだ言いたいことがのこっている
その時彼は、数え年16歳でした。
今なら、中学3年生か高校1年生くらいです。
当時の武士は、皆、このようなものだったのでしょう。
精神力も、学問の力も、中学生の頃の私とは比べものになりません。
今の自分でも、まだまだです。
他人と比べるのは良くないのですが、時には、圧倒的に優れたものに触れて、成長の糧にしたいものです。
明日も、楽しい1日をお過ごしください。