親族が亡くなって、喪に服することを言います。
喪に服している間は、神社参拝をしないようですね。
忌服の期間は、養老律令に定められていました。
奈良時代のものです。
それが、明治の初めに改定され、今では官庁の忌引き期間 ( 仕事を休める期間 ) になっています。
それはともかくとして、身内が亡くなったからといって、神社参拝をしてはいけないなどと、誰が決めたのでしょうか。
神道には、教義も教典もありませんから、外部のものが言い出したのでしょう。
古事記にも、そんなことは書いていません。
親を亡くして直ぐに、祭を見に行くとか、御神輿を担ぐ気にはならないのは当然ですが。
産土神社にお参りし、深い祈りを捧げたい気持ちになる方もいらっしゃるでしょう。
私は、父が亡くなった二ヶ月後くらいに伊勢神宮にお参りしました。
勿論、御垣内参拝をしましたよ。
何の障害も妨害もなく、スムーズに神社に辿り着きました。
御垣内参拝をする前に、正殿前で祈りを捧げますが、その時、神殿の方から風が吹いてきて、「歓迎されている」と感じた記憶があります。
田舎に行けば、「身内が亡くなったら、一年間は神社に行ってはいけない」と、まるで未開人の掟みたいに言う人がいますね。
彼らは、何の根拠もなく信じているのです。
また、「鳥居をくぐってはいけない」と言う人もいます。
鳥居をくぐらずに神社の境内に侵入するのは、一つには、神様に対して失礼になります。
もう一つ、鳥居をくぐることで少し邪気が祓われます。
鳥居をくぐるなと言うのも、根拠のない「掟」ですね。
お参りの時は、必ず鳥居をくぐりましょう。
私が思うに、身内が亡くなって、もの凄くがっかりしている時にこそ神社参拝すべきです。
神様に御神気をタップリ頂いて、元気を回復しましょう。
明るく、元気で、前向きに生きることが、神様の願いなのですから。