人生が、細く長いのがよいか、太く短いのがよいか。
価値観は人それぞれでしょう。
年越し蕎麦は、細く長く続くことを祈念したものです。
明石家さんまさんは「生きているだけで、儲けもん。」と、おっしゃっていました。
この世では、生きているのが勝ちであり、価値なのです。
大成功しなくても、大金持ちにならなくても、有名にならなくても、世の中に大きな貢献をしなくても、長生きすれば勝者です。
植物状態になり延命措置の元に命を永らえている以外は、生きていれば、何か経験し、学び、成長します。
長く生きるのは、まさしく、石長姫の御神徳です。
命だけでなく、健康も、良き人間関係も、豊かさも、幸福も長続きするよう、石長姫様に祈りましょう。
この逆に、太く短く生きることに価値を見出す人もいます。
折角この世に生まれてきたのだから、大成功して、大金持ちになって、世界的に有名になって、人類に大いに貢献したいと思うのは、当然でしょう。
昨日と同じ今日を過ごすよりも、ワクワク・ドキドキしながら変化に富んだ毎日を過ごせたら、楽しいはずです。
命を削る思いで、新たなことにチャレンジし、濃い人生を送るのも魂の成長につながります。
持っている徳分を一氣に使い果たして、最高の幸福を得たら、それでいい。
桜のようにぱっと咲いて、ぱっと散る。
これは、美学でもあります。
このような生き方を望む方は、木花開耶姫に祈願するといいでしょう。
ただし「命が短くても構いません。」と、祈ってはいけません。
それが真心からの言葉だったら、叶ってしまって、短命で終わります。
さて、あなたはどちらの生き方を選択しますか。
迷った時は、両方です。
長生きしても、たかだか100年ほどの人生ですから、太く長くを選びましょう。