「正五九」 とは、正月、5月、9月のことです。
これらは、神社参りに良い月とされています。
正月は、年の初めの初詣。
5月と9月は、農耕に関係があるようです。
いずれも旧暦の5月と9月、です。
旧暦の5月と言えば、梅雨の頃です。
田植えが終わった後、恵みの雨を期待する時期となります。
旧暦9月は、収穫の時期です。
この時期には、各地の神社でお祭りがありますね。
正月と秋祭りには行くけれど、5月に参拝するのは、神社参拝が好きな人くらいでしょう。
神社にとっては、「端境期」 でしょうか、わりと空いています。
人が少ないので、祈りに集中できますよ。
神前でずっと祈っていても、周りが気になりません。
神様も、じっくりと聞いて下さるでしょう。
「正五九」 という言葉が残っているくらいですから、昔は、5月に参拝する人が多かったことでしょう。
新暦になったとはいえ5月は5月ですから、「さあ、5月だ」 と、神様は、その気になって待っておられるかも知れません。
ですから、願いを聞いてもらいやすいと、言えます。
6月には、夏越の大祓があり、人形 ( ひとがた ) の受付があって、大勢の人がお参りします。
今が、チャンスですよ。
気候もいいですし、お参りしましょう。