土用と言えば、「土用の丑の日」 にウナギを食べる、とイメージする人が多いでしょう。
実は、土用は年に4回あります。
立春、立夏、立秋、立冬の直前、約18日間を「土用」 と言います。
今回のは春土用と言い、立夏の前日まで続きます。
季節の変わり目であり、体調の崩しやすい次期でもあります。
そこで、土用の期間に旅行したり引っ越しをしたりするのは、良くないとされています。
環境を変えない方が良い、とのことでしょう。
新しいことを始めるのも、凶です。
この期間は、土公神 ( どこうじん、どくしん ) が支配します。
土の神様なので、土いじりをされることを嫌います。
ただ、時々、この神様は天界に帰って、地上を留守にします。
それを「間日 ( まび ) 」 といい、この日は土用のタブーを免れます。
間日は、4つの土用によって違っていて、春土用では、巳、午、酉の日が、それに当たります。
もう一つ、「土用殺」 というものがあります。
気学における凶方位を指し、春土用では南東の方角になります。
もともと、この期間に旅行や引っ越しは凶なのですが、それが土用殺の方角となると、ダブルの凶作用が起こりますから、注意して下さい。
六白金星生まれ、八白土星生まれの人にとっては、それぞれ本命殺、本命的殺と重なりますから、もっと悪い作用が出ます。
積極的に、避けましょう。