明日1日を指す場合と、立春までの約2週間を指す場合があります。
明日1日だけを指す場合が多いです。
七十二候は
初候・・・款冬華 ( ふきのはな さく ) : 蕗の薹が蕾を出す。
次候・・・水沢腹堅 ( さわみず こおりつめる ) : 沢に氷が厚く張りつめる。
末候・・・鶏始乳 ( にわとり はじめて とやにつく ) : 鶏が卵を産み始める。
これは、大寒の日に産んだ卵のことです。
寒の時期の卵は、栄養が豊富だと言われています。
現代では、養鶏場の環境が良いので、鶏は年中、同じようなペースで卵を産むようですが。
平飼いでは、そうもいかないでしょう。
平飼いの「大寒たまご」は、特別です。
一年に一回の、縁起物としていただきます。
また、寒の時期の卵を「寒卵」といいます。
小寒から節分までの間に産んだ卵のことです。
これも、栄養価が高いということで、寒卵は俳句の季語にもなっています。
昔は、「卵を食べるとコレステロールが増える」と誤解して、控える人もいました。
実際は、タンパク質が豊富で、脳に良いレシチンも摂れますから、健康食材の代表といえます。
どんどん、食べましょう。
もう一つ。
明日は、二十日正月です。
正月祝いの締めくくりで、鏡開きを行う日でもあります。
江戸幕府の政策で正月が短縮されたため、幕府の影響が薄かった地域で残っている行事です。
ということで、明後日から全国的に正月ではありませんから、気を引き締めていきましょう。