御祭神は
彦火火出見命 ( ひこほほでみのみこと )
豊玉姫命 ( とよたまひめのみこと )
塩筒大神 ( しおつつおおかみ )
創建は定かではありませんが、平安時代には、すでに崇敬されていました。
兄・海幸彦の釣り針を失くした山幸彦が、塩筒大神に導かれて海神の宮殿を訪れました。
そこで豊玉姫と結婚して地上に帰還した時、上陸して宮を営んだ場所に、青島神社が建てられました。
ここには、「恋の三神事」と呼ばれる独特の祈願方が伝わっています。
一つ目は、海積 ( わたつみ ) の祓です。
これは、社務所のそばにある「玉の井」で、人形 ( ひとがた ) の禊を行うものです。
二つ目は、産霊紙縒 ( むすびこより ) 。
社務所で、五色のコヨリの内、願い事に応じた色のものを授かって、元宮脇の夫婦ビロウの木に結びつけます。
三つ目は、天の平瓮 ( あめのひらか ) 投げ。
平瓮という土器のお皿を、決められた場所に投げつけるものです。
うまく入れば心願成就、割れたら厄除け開運、とのことです。
この神社は、陸と繋がった島 ( 陸繋島 ) にあります。
海に囲まれ、風光明媚なところです。
観光を兼ねて参拝されるのも、いいでしょう。