「頑張ったら褒められた」経験が、幼い頃から何度も積み重なって、頑張り癖がついている人が多い様です。
土の時代では、それが正解でした。
一つのことに打ち込んで、失敗を繰り返しても諦めず、頑張り抜けば成功できました。
また、頑張りきれずに挫折してしまって、罪悪感が残ってしまうことも多々ありました。
風の時代となった今では、その方法を改める必要があります。
「頑張らなければ成功できない。」との信じ込みがある限り、頑張り癖は抜けません。
この信じ込みを、変えてしまいましょう。
「何のために」を繰り返して、本当の自分は何を求めているのかを探るのです。
例えば、何かの資格を取るために頑張っているとしましょう。
Q :「何のために資格を取るのか。」
A :「資格を取れば、給料が上がるから。」
Q :「では、何のために、給料を上げる必要があるのか。」
A :「新しい洋服が欲しいから。」
Q :「何のために、新しい洋服が必要なのか。」
A :「自分をよく見せたいから。」
この場合、奥の方に隠れていた、他人に承認されたいという欲求を満たすという目的が、出てきました。
承認欲求は、自己重要感を満たすものです。
自己重要感は、「シックス・ヒューマン・ニーズ」の一つであり、誰しもが持っているものです。
これを満たすために、他人に認めてもらう必要はありません。
自分で、自分を認めてあげればいいのです。
「意識は空中にあり、思考、感情、身体はパートナーだ。」という説を採用するなら、思考、感情、身体を認めてあげるのです。
また、「インナーチャイルド」の存在を信じるなら、インナーチャイルドを認めてあげるのです。
神道的には、自分の御魂に、本気で感謝を捧げるのです。
あなたが、今、頑張っていることがあるなら、「何のために」を繰り返し問いかけて、隠れた欲求を見つけてください。
それは、シックス・ヒューマン・ニーズのどれかに当てはまるはずです。
安定・安心、変化・不確実感、愛情・繋がり、自己重要感、成長、貢献の、6つのうちのどれかです。
それらを自分で満たせば、何も頑張る必要はなくなります。
頑張り癖を直して、軽やかで楽しく生きていきましょう。