大企業の人事部の人が、「一流大学の学生を採用するのは、その大学に入ったことを評価しているからだ。」と、言っていました。
一流大学に入るには、その目標に対して人の何倍も努力する必要があります。
入学した人は、努力が身についているのだと、企業は判断します。
日本の場合、新卒を一斉採用しますから、個人の能力は見られません。
それで、資質を見るのです。
努力癖のついている人を採用すれば、与えられた仕事を一所懸命するだろうと予想できます。
毎年、そうして採用した新卒が期待通りに努力するので、それが続いているのです。
大企業に就職できるかどうかは、入学した時点で決まっていると言えます。
それはさておき。
頑張るのが当たり前の人に、頑張らなくてもいいんだよと言っても聞きません。
その人が行き詰まったとき、頑張って乗り越えるか、挫折するかの二つしか選択肢がありません。
そこで頑張るよりも、別の方法を採用すれば、あっさり解決できる場合もあります。
しかし、頑固な人ほど、その選択肢はありません。
土の時代の努力は、荒魂でした。
風の時代では、奇魂です。
閃きをキャッチするのです。
頑張らずに、努力の方向を、閃きをキャッチする工夫に向けてください。
