文字よりも画像、文章よりも映像の方が、一度に多くの情報を伝えることができます。
潜在意識に願い事を伝えることに関しても、同じことが言えます。
それで、「願いが叶ったところをイメージしてください。」と、お伝えしているわけです。
ここでは、願いが叶った状態を主観的に体感することが、大切です。
ところが、私はイメージできません、と言われる方がたくさんいらっしゃいます。
おそらく、願い事が叶っているところを想像するのに、抵抗があるのでしょう。
イメージは、誰でも可能です。
以前に取り上げましたが、
「ピンクの象を、思い浮かべないでください。」
と言われたら、ピンクの象を思い浮かべてしまうでしょう。
ピンク色した象なんて、この世には存在しません。
架空の動物を、頭の中で想像できているのです。
しかも、想像するなと言われているのもかかわらず。
願い事に関して、「叶うわけがない。」、「叶って幸せになってはいけない。」、「叶ったら、運を使い尽くして不幸になる。」などのような、ネガティブな感情があると、イメージすることに抵抗してしまいます。
まずは、叶ってもいい、幸せになっていい、と自分に許可を与えてください。
さて、ピンクの象はイメージできても、ピンクの象になり切るのは難しいでしょう。
ピンクの象になって、水辺で群れの象たちと戯れているところを、主観的にイメージできますか。
草食動物の像は、目が顔の両端についているので、人間とは視界が異なります。
象がどのように世の中を見ているのか、というところから想像しなければなりません。
願い事を主観的にイメージするのも、これと同じくらい難しいものです。
そこで最初は、客観的にイメージする練習から始めてください。
願い事が叶って喜んでいる様子を、テレビや映画の画面を見ているようにイメージしてください。
客観視が、願望実現への第一歩となります。