今夜は中秋の名月ですね。
晴れている地域の方は、綺麗な月がご覧になれるでしょう。
月を愛でる習慣は、縄文時代からあったようです。
太陽は、暑い国などでは歓迎されていませんが、月は日本だけでなく、世界中で愛されています。
外国では「月の女神」 と言われるように、外国人は月に女性性を感じるようです。
西洋は「男が支配者であり、女は男の所有物」 という文化です。
女は自分では何も出来ない、男が導いてやるものだというのが「レディ・ファースト」 です。
日本は、古来、男女に上下の差はありませんでした。
さて、日本の月の神様、「月読尊 ( つきよみのみこと、つくよみのみこと ) 」 は、男神です。
日本人は、月に男性性を見ていました。
この神様は、古事記・日本書紀、両方に登場しますが、登場するだけです。
天照大神、素戔嗚尊の兄弟なのに、この二柱の神様と比べて、寂しい扱われ方です。
このことから月読尊は、時の政権にとって、都合の悪い神様だったと推測されます。
この辺りの謎を解くような古文書が発見されたら、面白いですね。
などなど、考えながら月を愛でるのも、一興です。
ただ、日本人は、まん丸の満月よりも、少し前の十三夜の月を好みます。
「満つれば、欠くる」、「亢龍悔いあり」 との戒めもありますし。
夢も、実現するより、それに向かって頑張っている時の方が楽しかったりしますしね。
ともあれ、満月に、夢の実現を祈りましょうか。
満月になるのは、明日ですよ。
満月は9月14日、13時33分、魚座で起こります。
今夜の名月にも、祈ってみましょう。
過去完了形で、「すでに実現している未来」 を宣言する形で。
「私は、◎◎になりました。ありがとうございます。」
みたいな表現です。