勘違いしてはいけないのが、あらゆるものが神様というのではないということです。
山の神といっても、山が神様ではありません。
火の神といっても、火が神様ではありません。
山の神とは、山に宿る神様、あるいは山に降臨し、そこを守っている神様です。
人間の形をしていて、人格のあるのが神様です。
神社に行けば、鏡や剣や勾玉、ちょっと変わった石等が「御神体」として祀られています。
でもそれを神様だとは、思いません。
鏡や石に願い事を叶えてもらおうなんて、全く考えません。
そこに降臨される神様に、願いを聞いてもらうのです。
日本人は、自然そのものを神様だとは思っていません。
ということで、今夜は満月ですが、月に祈るというのには抵抗があるのではないでしょうか。
月は、あくまでも物体ですから。
月読尊様をイメージしましょう。
何となく女神っぽいですけど、男神です。
私の経験上、女神より男神の方が優しいですから、願い事を聞いていただけますよ。
我よし、相手よし、世間よし ( 第三者よし ) で祈りましょう。