明日から1週間、秋のお彼岸です。
お墓参りをして、御先祖様に心を馳せる機会です。
日が短くなりつつあり、だんだん涼しくなってきました。
みなさん、なんとなく寂しさを感じていらっしゃるでしょう。
それゆえ春のお彼岸よりも、秋の方が、御先祖様に気を向けやすいのではと、思います。
この期間の過ごし方は、春の彼岸と同じです。
中日を挟んで前後三日間、計六日間で六波羅蜜 ( 六度万行 ) を実践します。
六波羅蜜とは、簡単に言うと、魂を成長させる修行です。
本当は、生涯を通じ毎日すべきものなのですけどね。
せめて彼岸の間だけでも、実践しましょう。
春に一度説明しましたが、繰り返します。
明日の修行は、「布施」 です。
他人に施しを与える修行です。
寄付や募金、被災地に物資を送るのは、布施になります。
ボランティア活動は勿論、誰かを手伝ってあげる行為も布施です。
誰かに何かを教えてあげる、すなわち、知恵や知識を与えることも布施です。
さらに、笑顔を振りまいたり、優しい言葉をかけたりするのも、布施なんですよ。
「無財の七施」 といって、お金や物を持っていなくても出来る布施があるのです。
明日は、身の回りの人を少しでも幸せにしてあげましょう。
見返りは求めません。
もし、お返しを出されたら、気持ちよく受け取りましょう。
満面の笑みで、感謝の言葉と共に受け取ります。
日本人は、受け取ることが下手な人が多いですね。
遠慮しないで、受け取って下さい。
受け取ってあげれば、相手の人は、喜ぶのです。
拒否すれば、寂しい思いをさせてしまいます。
受け取り上手になりましょう。