武漢ウイルスに罹患しなくても、この度のコロナショックで大きなダメージを受けた人が、沢山いると思います。
解雇、雇い止め、倒産など、収入が断たれた人。
倒産して、多額の借金だけが残った経営者も、いるでしょう。
金銭的に追い詰められると、人は犯罪に走るか、自殺か、一家心中かと、悪い選択肢しか頭に浮かびません。
20年ほど前に出版された、小島宣隆著「どん底力」 という本を、読んだことがあります。
著者は、バブルの頃に不動産で大儲けしました。
しかし、突然のバブル崩壊で、あれよあれよという間に全財産を失い、借金が100億円になってしまいました。
100億借金があっても、この人は、自殺しないで生きています。
銀行と交渉して、ちゃんと毎月の返済を続けているのです。
信じられないことに、毎月たった1万円ですよ。
最長、8333年の返済計画です。
彼がどのようにして金融機関と交渉したか、この本には、事細かく書かれています。
知識というものが、いかに大切かが、分かります。
死を選ぶ人は、知識が無いのです。
自殺する人の借金は、100億も無いでしょう。
自殺志願者は、借金が1000万単位の人が多いと、この本には書かれています。
100億の1000分の1です。
返済に8000年もかかりません。
1000万程度の借金は、交渉次第で、何とかなるものです。
相手がヤミ金融でも、命までは取らないでしょう。
昔なら、マグロ漁船に乗せられたり、腎臓を一個取られたりしたのかも知れませんが。
現在なら、何か非合法なカネ儲けの手伝いを、強制されるのかも知れません。
通常の借金なら、知識があれば何とかなります。
今からでも遅くはありませんから、勉強して下さい。
プライドを捨てて、親、兄弟、親戚に頼り、さらに友人知人から数万円ずつ借りるのも、ありです。
全額を返そうとするから、悪い方へ走ってしまうのです。
正しい選択しも、沢山あります。
「どん底力」 は、参考になりますよ。
古本市場に出回ってますから、安く買って下さい。