六月に入って、全国の神社で人形の受付が始まっています。
神社によって、お焚き上げの日程が違いますから、まだ受け付けていないところもあるかもしれませんが。
半年に一度、人形を書くことで、罪穢れを祓っていただけます。
何度か紹介してきましたが、復習も兼ねて、紹介しましょう。
人形とは、人の形に切った半紙です。
ここに、氏名を書きます。
個人情報の保護が問題になってから、住所を書かなくなりました。
生年月日や年齢は、書いてもいいでしょう。
書いた後は、息を吹きかけます。
また、身体の具合の悪いところに擦り付けたりします。
コロナ騒動の最中ということで、息を吹きかけないでください、と呼びかけている神社もあるようです。
こうして、半年間の罪穢れを人形に移します。
人形は、月末に行われる「夏越しの大祓」 神事でお焚き上げされます。
燃やす代わりに、水に流すところもあります。
罪が祓われると言っても、刑法犯が許されるわけではありません。
当たり前ですが。
法を犯していなくても、他人を苦しめたり、自分自身を苦しめたりすることは、罪です。
また、怒り、憎しみなど否定的な感情を抱いたことは、穢れです。
これらが積み重なると、不幸・不運という形で顕現してきます。
それを人形で、神様に祓って頂くのです。
半年に一度の大サービス、と言ったところでしょうか。
何もしなければ、罪穢れは溜まっていく一方ですから。
時間を作って、是非、人形を書きに神社へ行ってください。
この時期、境内には、茅の輪が設置されます。
茅の輪については、長くなりましたから、明日、解説しましょう。