半年に一度の大祓神事が近づいてきました。
大祓神事では、半年間の罪穢れを祓っていただけます。
それに使われるのが、半紙を人の形に切った形代です。
これまでに何度も紹介していますが、簡単に復習しておきましょう。
大祓神事は6月の末と、12月の末に行われます。
神社では、神事の一月ほど前から、人形 ( ひとがた ) の受付が始まります。
この人形に、氏名を書いて息を吹きかけます。
そうすることで、積んでしまった罪穢れを人形に移します。
神事では、大勢の神職と参加者が共に祈り、人形をお焚き上げして、神様に罪穢れを祓っていただきます。
罪穢れは、生活している限り積んでしまうものです。
これは、不幸・不運の種であり、生きていく上での重荷でもあります。
そこで、半年に一度許されたこの機会に祓っていただき、軽やかな人生にしようというわけです。
日頃から徳を積んでいる方は、たくさん祓っていただけます。
より多くの罪穢れを祓っていただけるように、今から年末まで、意識して徳を積んでいきましょう。