明日、10月18日は、「十三夜」です。
旧暦九月十三日の月を愛でる風習は、平安時代からあります。
十三夜は、日本だけの風習です。
「満つれば欠くる」で、満月になる前の方が縁起が良いともいえます。
かつてのダイエーのマークが、それでした。
マークを変えたから落ちぶれたのかどうか、分かりませんけれど。
また、易経にある「亢龍悔いあり」も、同じ様な意味です。
さらに日本人は、完全に左右対称のものより、やや歪なものに美を感じます。
まん丸の満月よりも、十三夜の月の方に惹かれる方も多いでしょう。
先月の十五夜の月は、ご覧になりましたか。
十五夜の月を見て十三夜の月を見ないのは、「片月見」あるいは「片見月」と言って、縁起が悪いされています。
近頃は、とちらか片方しか見ないと縁起が悪いとの説が出回っている様です。
しかし、もともと、十三夜の月だけ見るのは縁起が悪いとは、言われていません。
「片月見は縁起が悪い」ということ自体、江戸時代に遊郭が客寄せのために言い始めたとの説もあります。
迷信ですが、信じれば潜在意識に入り、その通りのことが起こります。
十五夜の月を見逃された方も、ご覧になった方も、十三夜の月を楽しんでください。