「何があっても受け取る覚悟を」と書いてきましたが、リアル人生ゲームで起きるイベントは、悪いことばかりではありません。
良いことだって、たくさんあります。
ところが一般的な日本人は、嬉しいことを差し出されると、拒否してしまいます。
遠慮してしまうのです。
あなたが誰かの頼み事を聞いてあげたとしましょう。
相手の人があなたにお礼を差し出したとき、素直に受け取りますか。
「そんなの、いただけません。」と、一旦、拒絶するのではないでしょうか。
もらうと、なんだか気が引けるのです。
それが物品ならまだしも、現金だとすると、余計に気が引けてしまいます。
あなたは、あなたの時間と、あなたにしかないスキルを提供したのですから、謝礼を受けるのは当然、と言えば当然です。
ただ、頭で解っても、心が納得しません。
さらに、突然の僥倖なら、「後で悪いことが起きるのではないか」とか、「騙されているのではないか」と、受け入れられません。
この状態では、いつまで経っても、夢は叶いません。
謝礼を受け取るのに抵抗があるのは、相手に申し訳ないという気持ちがあるからです。
相手の立場になってみてください。
差し出したものを拒否された方が、辛いです。
あなたに借りを作ることにもなります。
喜んで受け取ってもらえたら、差し出した側は嬉しいのです。
僥倖は、いわば神様がご褒美として差し出してくれたものと言えます。
喜んで受け取れば、神様も嬉しいはずです。
以前に取り上げましたが、本田健さんの言葉をもう一度紹介しましょう。
「分不相応なものが差し出された時、受け取ります、受け取ります、受け取ります、と3回唱えて受け取りましょう。」
たとえ僥倖であっても、リアル人生ゲームでコマが止まったところにあるイベントです。
受け取れば、夢の実現に向かって進みます。
拒否すれば、その夢を諦めたゴールに向けて進むことになります。
だから、遠慮せずに、受け取りましょう。
あなたには、受け取るだけの価値があるのです。
自分の価値を、認めてください。