「チャンスの女神は前髪しかないので、通り過ぎてからでは捕まえられない。」
よく言われます。
確かに、過ぎ去ってから「やっとけばよかった」と、後悔することが、誰にでもあります。
もし、あの時・・・と、過去を振り返っても、何も変わりません。
チャンスの女神には前髪しかありませんが、ありがたいことに、何周でも回ってきてくれます。
一直線に過ぎ去ってしまうのではなく、運動場を周回しているイメージをしてください。
また、次が来るのです。
本田健さんは、このことを電車に例えていらっしゃいます。
チャンスは、東京の山手線や大阪の環状線みたいに、何周でも回ってくるのです。
そのようなところでは、電車に乗り損ねても、すぐに次のがやってきます。
何度も乗り損ねたとしても、次がきます。
チャンスも、同じです。
同じチャンスもあるし、そうでないこともあります。
前回より、多少時間の経過がありますから、全く同じというわけにはいきませんが。
例えば、ハレー彗星は約75年周期で太陽を廻っています。
人によっては2回、見るチャンスがあります。
一度目が20代以下の年齢だったら、次、見られる確率は、とても大きいです。
現在ハレー彗星は、最も離れたところ・遠日点付近にあります。
次に見られるのは、2061年です。
前回見逃した時、30代以降だったら、2度目は無い可能性が大きいですね。
でも、別の彗星を見ることはできたはずですし、これからも、見るチャンスはあるでしょう。
ハレー彗星を見るチャンスは訪れなくても、別の「彗星を見る」チャンスは訪れるのです。
人生全般について、同じことが言えます。
ですから、チャンスを逃したことを、悔やまないでください。
少し反省したら、「次、行こ」です。
次のチャンスが用意されています。
生きている限り、何回でもやってきますから、安心してチャレンジしてください。