自己肯定感の低い人は、自分の性格が嫌いであることが多いようです。
りっしんべんは心を表しますから、性格とは、生まれ格った心です。
環境によって出来上がったものといえます。
でも、環境だけではありません。
生まれつきのものもあります。
臆病、怖がり、心配性、保身などの性格は、先祖代々受け継いできたものです。
原始時代から、そういう慎重な性質の人だけが、肉食動物や天災などから逃れて生き延びました。
上にあげた性格は、人間としての本能です。
あなたの性格が、臆病だ、気が小さい、心配性だ、消極的だ、新しいことにチャレンジできない、などだったら、それは、遺伝子の中にあるものです。
その性格は、あなたの怠惰や我欲などが原因で出来上がったものではありません。
あなたに、一切の責任は無いのです。
そのような性格を持っていても、それを嫌わないでください。
卑下する必要も、改める必要もありません。
そのまま認めて、赦して、受け入れましょう。
本能なのですから、DNAに仕込まれているものですから。
努力で、どうにかなるものではありません。
無理をして、上塗りはできますよ。
できますが、そんな努力をするより、認めて、赦して、受け入れてください。
さて、世の中には、上にあげた性格と真逆の人がいます。
生まれつき勇気があり、積極性があり、楽天的な人。
何度も輪廻転生していく中で、その方面の御魂を磨き上げてきた人です。
それが羨ましいと思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、いいことばかりではありません。
勇気があり、楽天的で、積極的な人は、チャレンジの回数が多い分だけ、失敗の回数も多くなります。
致命的な失敗をする人もいます。
概ね、たくさんの経験を積み、さらに御魂が磨かれますが、この世的には辛い体験が多くなります。
楽天的な本人は、いっとき落ち込んでも、すぐに立ち直り、「次、行こ」でしょうけれど。