チャンスを掴むことは、開運の一つです。
よく、「チャンスの女神には前髪しかない」と言われます。
来た時に躊躇して捕まえず、通り過ぎてから捕まえようとしても、後ろ髪が無いので捕まえられません。
チャンスと見たら、即断、即決、即実行しないといけません。
言霊で「宝は、他から」というように、チャンスは他者からもたらされます。
依頼が来た時に、即座に「はい、やります」と答える人が、チャンスを掴みます。
以前、竹村健一さんのエピソードを取り上げたことがあります。
ある時、竹村さんはフランス語の家庭教師を頼まれたそうです。
竹村さんは、フランス語が全くできませんでしたが、引き受けました。
彼は、生徒が来るまでに勉強して、覚えたところまで授業をしたのです。
翌週の授業までに次の勉強をして教える、の繰り返しです。
これで、上手くいったそうです。
一事が万事、このようにして彼は、やがて一流の評論家になりました。
あなたにもできますよ。
頼まれごとは、チャンスです。
依頼する側は、あなたならできると思って頼むわけです。
その人は、断られるかもしれないと、不安もあるでしょう。
もしかしたら、みんなに断られて、あなたが最後の砦かもしれません。
「考えさせてください」とも言わず、即座に引き受けたら、あなたの評価は上がります。
本当に困っている人にとっては、あなたは恩人にすらなれるのです。
ただし、金を貸してくれとか、借金の連帯保証人になってくれとかの類は、拒否してもいいでしょう。
むしろ、拒否した方が安全です。
こんなのは、チャンスではありませんから。
あなたの能力、資質、才能、スキル、センス等を活かせるものなら、即、引き受けましょう。
上手くいけば、あなたの評価が上がり、別の人を紹介してくれて、仕事が広がっていくかもしれません。
今まで氣づいていなかった、隠れた才能を発見できるかもしれません。
失敗しても、経験と学びが得られます。
チャンスが来たら、「できない」と言わないで、「わかりました、やりましょう。」で行きましょう。