何度か書いていますが、脳は新しいことを拒否し、現状維持させようとします。
しかし、私たちの身体には、開拓者のDNAが眠っています。
生物の歴史を考えてみてください。
地球の生物は、もともと、海の中で発生したと言われています。
単細胞生物から多細胞生物になり、進化を続けてきた一部が魚類になりました。
魚類の一部に、水の底を這い回るものが出てきました。
それがあるとき、海から地上に出てきました。
「イクチオステガ」と呼ばれている両生類です。
水中から地上ですよ。
未知の世界、異世界への挑戦です。
その生物に、違う世界に挑戦する意志があったとは思いません。
DNAにプログラムされた行動だったのでしょう。
さらに進化して、やがて人類の祖先が誕生します。
それらは、森に住んでいました。
それがあるとき、森を出ました。
安全な森を出て、肉食動物に見つかりやすい草原に進出したのです。
これも、未知への挑戦です。
アフリカで発生したといわれている人類の祖先は、移動を始めました。
ヨーロッパ、ユーラシア、果ては南米大陸まで。
人類の歴史が始まってからでも、私たちの祖先は、さまざまな冒険や挑戦をしてきました。
私たちの細胞には、そのDNAが残っています。
ただ、発現していないだけなのです。
ですから、脳を手懐けさえすれば、未知への挑戦ができるはずです。
現状維持に甘んずることなく、突き抜けていけるはずです。
開拓者DNAを、スイッチオンしましょう。
それには、瞑想です。
目を閉じて、理想の世界の理想の自分をイメージしてください。
今の延長線上にない、はるかに高レベルの世界の高レベルの自分です。
この瞑想を繰り返しているうちに、脳は、それが正しい世界だと認識し始めます。
もし飽きてしまうようだと、それは本当の理想ではないということです。
その時は、自分に「本当の理想は何なのか」を問うてください。
答えが返ってきます。