明日7月20日から8月7日まで、夏土用です。
土用は季節ごとに、年に4回ありますが、「土用の丑の日には鰻を食べる」の土用は夏土用です。
土用は、土公神が地上を支配する期間であり、この間に土いじりをすると土公神の機嫌を害います。
土いじりのほか、新しいことを始めたり、引っ越しなどの移動もしない方が良いようです。
とはいえ、土木や造園、農業などの職業でない限り、土いじりをする人は少ないでしょう。
土いじりよりも、移動に注意すべきかもしれません。
土用には、この期間だけの凶方位「土用殺」があります。
夏土用では、南西の方角になります。
自宅から南西方向60度 ( 流派によっては45度 ) の範囲への、長距離、長期間の移動は、控えた方がいいでしょう。
一白水星の人にとっては本命殺、七赤金星の人にとっては本命的殺と重なり、二重の凶ですから、移動するなら覚悟の上で。
さて、土用の期間中、土公神が天界に出かけて留守になる日があり、これを「間日 ( まび ) 」と言います。
この日は、土いじりをしても大丈夫です。
夏土用では、卯、辰、申の日が間日で、今年は、7月20日、21日、25日、8月1日、2日、6日です。
初日から間日なんですね、今年は。
さて、夏の土用といえば「土用の丑の日」ですが、今年は、7月30日です。
鰻を食べるのは、江戸時代に平賀源内のコピーで広まりました。
鰻に限らず、「う」のつくものを食べると良いと言われています。
うどん、梅干し、瓜など、「縁起物」として頂いてもいいでしょう。
明日も、良き1日をお過ごしください。