言葉の持つ影響力について、昨日、書きました。
感情を言葉に出すと出さないとでは、随分差が出ます。
否定的な言葉が浮かんだ時は、出来るだけ口にしないように。
話す時は、肯定的な表現を心がけるように。
ということです。
でも、これだけでは足りません。
以前、セルフトークについて、少し書きました。
セルフトークとは、脳内対話 ( 脳内会話 ) です。
それは頭の中での独り言、みたいなものです。
言葉を発しないなら、大丈夫だと思われるでしょう。
しかし、セルフトークの数は、圧倒的に多いのです。
人によって違うのは勿論なのですが、一日に、少なくても4万回、多い人だと9万回とか10万回とか、言われています。
どのように数えたのか、知りませんが。
ともかく私達は、毎日、数万回、頭の中で呟いています。
そして、これは否定的な内容が多いのです。
一つには、本能的な理由です。
人類は、生存するためには、常に危機感を持ち、最悪の事態に備え、何が起きても対応しなければなりませんでした。
それが出来た人が、生き延びてきたわけです。
その結果、「心配」 が、私達のDNAにプログラムされています。
もう一つ、空間が否定性に充ちていることが、上げられます。
マスコミの報道は暗いニュースばかりです。
人の噂話も、悪いことや否定的なことが多く、滅多に第三者を褒めるようなことはしません。
私達は集合的無意識で繋がっていることもあり、周囲の影響を受けてしまいます。
さらに私達は、楽しい思い出よりも、辛い目や痛い目に遭わされたことが、強く心に刻まれています。
それで、頭の中で復讐を描いたりしてしまいます。
毎日、毎日、数万回、否定的な対話をしていたら、潜在意識に入ってしまいます。
怖いですね。
セルフトークにも、気を付けましょう。
とはいえ、セルフトークは無意識にするものです。
否定的な思いが出た時、「それではいけない」 と、気付くことが大事です。
気付いたら、修正しましょう。
顔や目線を上に向けたり、口角を上げたりすることを心がけるのも、効果的です。
努力しましょう。