言葉には、強い影響力があります。
そして自分の発した言葉の影響を、一番強く受けるのは、自分自身です。
一番近いところで聞いているのですから、当然です。
誰かを罵倒したら、その言葉はそのまま、自分自身に突き刺さります。
サラリーマンが、酒の席で上司の悪口を言うことは、よくあります。
その時、悪口を言った本人に、その内容が突き刺さります。
愚痴、不平不満、他人の誹謗中傷、全て自分に浴びせているのと同じです。
良かろうはずがありません。
こんな事を続けていると、運が悪くなるだけでなく、体調も崩すでしょう。
精神的にも、おかしくなるかも知れません。
これは、自分で時分を呪っているのです。
逆も、また、真です。
人を褒め、称賛することは、自分自信を褒め称えるのと同じです。
人に対する感謝の言葉は、自分に感謝しているのと同じです。
自分が、一番近くで聞いているのですから。
相手を励まし、勇気づける言葉も、当然、自分に返ってきます。
これらのことから、開運することは、意外に簡単なことだと言えます。
神様に祈らなくても、発する言葉次第です。
ただ、良き言葉を発するのには、努力が要ります。
その努力もしないで神頼みをしても、願いを叶えてもらえるわけがありません。
今、この瞬間から、発する言葉に気を付けましょう。
とはいえ、人と関わっていれば、腹の立つことはあります。
辛いことも、悲しいことも、突然、やって来ます。
その時の感情を、そのまま口にするか、飲み込むかが、運命の分かれ路です。
一旦飲み込んで、理性で加工して、最適な言葉にしてから発すれば、ストレスが軽減されるし、運を損うことはありません。
その工夫が、努力というものです。
そのような努力を、神様や守護霊や御先祖様がご覧になられて、やがて運を添えて下さるでしょう。