親しい人と会話をする時、そこにいない第三者を褒めることは、あまりないでしょう。
他者を批判するケースが、圧倒的に多いはずです。
噂話のほとんどは、批判です。
他者を蔑むことで、自分を持ち上げ、満足できるからです。
これがSNSだと、匿名ですし、相手との距離が大きいので、エスカレートします。
自分のところに乗り込んで来られることがないので、言いたい放題。
表現が過激になっていきます。
陰口、悪口ばかり言っている人は、信用されませんし、そのうちに誰にも相手にされなくなるでしょう。
しかし、軽い批判は氣持ちの良いもので、私も、つい言ってしまうことがあります。
さて、ここで注意すべきは、「潜在意識は主語を解しない」ということです。
潜在意識にしてみれば、他者に対する批判は、自分を批判しているのと同じです。
しかも、発する言葉を一番近くで聞いているのは自分ですし、骨伝導もあって、その言葉は脳にダイレクトに響きます。
悪口や批判は、一言も発しないのが一番いいのです。
しかし、普通の友達と話していると、どうしても誰かの噂話になりがちで、それも、悪口です。
その時は、なるべく批判的な言葉にならないよう氣をつけて、フェードアウトしていきましょう。
その点、オタクの友達と話している時は、楽ですね。
例えば、格闘技オタクの人とは格闘技の話ばかり、アニオタの人とはアニメの話ばかり、軍事オタクの人とは軍事のことばかりで、他人の悪口を言うことは全くありません。
それは、私の周囲だけかもしれませんが。
ただ、映画オタクの人とでは作品や監督の批判がありますし、野球やサッカーなどスポーツではではアンチチームの悪口がつきものです。
ともあれ、他人への誹謗中傷は、自分への誹謗中傷になり、それは運を徹底的に悪くする方にしか働かないということを、肝に銘じておきましょう。