長野県安曇郡松川村にあります「鈿女 ( うずめ ) 神社」を紹介しましょう。
御祭神は
天鈿女命 ( あめのうずめのみこと )
猿田彦命 ( さるたひこのみこと ) = 天鈿女命の夫神
創建は
奈良時代に坂上田村麻呂がこの地に神威を感じて、天鈿女命を祀ったとされています。
神社として創建されたのは明治になってからで、現代の社殿は昭和6年に建てられたものです。
天鈿女命は、天照大神が天岩戸にお隠れになった時、裸踊りをして神々を大いに盛り上げた神様です。
そこから、芸能の神様として崇められています。
夫神である猿田彦命は道開きの神様で、天孫降臨の時に天孫・瓊瓊杵尊を出迎えた神様です。
立派な本殿には天鈿女命のみが祀られていて、猿田彦命は小さな末社に祀られています。
夫婦の力関係が、見て取れますね。
内宮そばの猿田彦神社では、逆転していますが。
さて、この神社の狛犬が少し変わっています。
髭がたてがみのように広がっていて、ライオンのようです。
鈿女神社は、長閑な田園の中の小さな森にある、小さな神社です。
日常から離れて、静かな時間を過ごしたい方は、是非、お参りください。