3月です。
春です。
北国では、まだまだ寒い日は続いていますが、真冬の寒さではありません。
3月というだけで、ウキウキしてきませんか。
動きやすくなってきました。
良い天気の日には、神社に出かけましょう。
神社は願い事をするためだけの施設ではありませんから、いつでも、参拝していいのです。
鎌倉時代に制定された、武士のための法令としもいえる「御成敗式目」の第一条には
「神は人の敬ひによつて威を増し、人は神の徳によつて運を添ふ。」とあります。
神様は人々に敬われてパワーアップし、人々は神様に御神徳をいただいて開運するのです。
このことが、武士としての生き方の最初に挙げられているのは、時代故のことです。
武士は、戦場に出て負けたら死にます。
武の実力は必要ですが、実力があっても運がなければ、負けて死ぬのです。
現代は、運が良くなければ死ぬ時代ではありませんから、真剣に神様に向かう人は少数です。
神社参拝なんて年に一回初詣だけ、あるいは祭りの日だけの人が殆どでしょう。
それも、お願いするだけで、そこに神様を敬う心などありません。
そんな時代ですから、昔に比べて「神の威」は弱く、御神徳も少ないかもしれません。
それゆえに、何でもない日に参拝に来る人は、神様に歓迎されます。
そこで御神名を唱えて、御働きを讃えて感謝したら、どうでしょう。
そんな人は滅多に来ませんから、神様は大喜びで、御神徳の大サービスです。
さあ、時間を作って、神社に出かけましょう。