困ったときだけじゃない神頼み

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新興宗教に入る

日本の場合、多くの家が寺の檀家であり、神社の氏子です。

寺も神社も独立した宗教法人であり、一つ一つが「宗教団体」 でもあります。

教養系バラエティー番組で、「日本には宗教団体が○万もある」 とか、「日本の宗教団体の信者の数が二億数千万人」 だとかいうのは、こういうカラクリがあるからです。

そうは言っても、新興宗教の団体に入信する人が大勢いるのも、事実です。

なぜ、そういうものに入るのか。

まず、「寂しさ」 があるでしょう。

近頃の若者は、SNSでしかつながれないという人が、たくさんいます。

「いいね」 をくれる人が、「友達」 なんですね。

リアルなつながりが希薄ゆえに、誘えば、あっさり入信してしまいます。

宗教団体の方も、宗教色を消して接近し、相手に警戒させません。

友達になったり、占いに連れていったりして、徐々に深めていきます。

教団名も、「○○教」 ではありませんし、教祖サマは「○○先生」 です。

サークル活動、クラブ活動みたいな軽い気持ちで入信してしまいます。

「入信」 と言わず、「入会」 、「信者」 ではなく、「会員」 と呼ぶようですね、

そんなものですから、家族も気がつきにくい。

気がついた時には、すっかり洗脳されてしまっている、ということです。

オウム真理教の教祖、麻原彰晃が処刑されましたね。

高学歴の人、それも、東大や京大卒の超エリートが、なぜオウムに入信したのかについて、テレビのコメンテーター達は好きなことを言っています。

私が思うに、彼らが入信したのは、超能力が欲しかったのでしょう。

超エリート達は、総じて努力家です。

人の何倍も努力して、競争を勝ち抜いて大学に入って、そして知ったのは、「上には上がいる」 ということでしょう。

努力だけでは、どうにも超えられないものがあると。

極限まで頑張って、それでも目の前に壁があったら、どうしますか。

その時に出逢うもので、人生が決まります。

彼らは、たまたま、オウム真理教に出逢ってしまったのです。

「A教団」 と「B教団」 と「C教団」 を比較して、「A教団」 に入る、なんて人はいません。

苦しい時に、たまたま出逢ったものに縋り付いてしまうのです。

超エリートに限らず、人は誰しも、何かに縋り付きたい「弱さ」 があるのです。

自分で自分の弱さを認めてあげること。

それが、大切です。

新興宗教は、やめときましょうね。