大村あつし著「エブリ リトル シング」の中で、野球部の監督が言った言葉です。
また、韓国の小説「カシコギ」の中に、
「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった人が、あれほど生きたいと願った明日」
というのがあります。
こちらの方が、先のようですが。
それはともかく。
私たちは、モチベーションが上がらないとか、疲れているからとか、何かと「やらない理由」を探します。
夢だ、目標だと、大きなことを言うだけで、最初の一歩を踏み出さない人が、いかに多いことか。
休日に昼まで寝て、テレビを見ながらダラダラ過ごし、あっという間に一日が過ぎてしまい、残るのは後悔だけ。
後悔する人は、まだマシです。
昨日と同じ今日を過ごし、一ミリも進歩しない人に、上に掲げた言葉をささげたいです。
あなたは、若くして病気や事故、災害で命を落とした人に、思いを馳せた事はあるでしょうか。
生きたいと願うのは、高齢者も同じでしょうけれど、若いほど、痛切に生きたいと願うでしょう。
夢や目標の半ばだった人。
新しい生活が始まったばかりの人。
さあ、これからという時に、突然、命が尽きる人がいるのです。
昨日と同じ今日を過ごした方は、明日も、今日と同じ日を過ごせるものだと信じています。
ほぼ確実に、今日と同じ平穏な一日を過ごせます。
地震、火山の噴火、他国の侵略、テロ、犯罪、急性の病に遭う確率は、とても低いものです。
しかし、ゼロではありません。
突然命が尽きても、後悔の無いように、あるいは、なるだけ少なくしたいものです。
失ったお金や人間関係は、別のところから取り戻すことができます。
しかし、失った時間は取り戻せません。
時間 = 命です。
充実した、密度の濃い時間を過ごしましょう。
明日も、全力で。