8月16日には、多くの地域で送り火を焚きます。
お盆の間、家に帰ってきていた御先祖様を、あの世に送る儀式です。
15日に行う地域もあります。
送り火の代わりに、提灯を灯す地域もあります。
何もしない地域もあります。
また、迎え火は家の目印ですから、家ごとに必要ですが、送り火には大掛かりなものもあります。
実際には六つの山なのですが。
それはともかくとして。
やり方は違っていても、「御先祖の皆様、あの世の修行、頑張ってください。」と送り出してください。
供養が必要だった御先祖は、比較的レベルの低い霊なので、まだまだ修行が必要なのです。
励ましてあげましょう。
ここで、気持ちよく送り出すことが大切です。
亡くなって間がない場合、まだ、悲しみが残っていて、寂しい、恋しい、愛しい、会いたい、と感情が乱れることは、よくあります。
愛する人の死を認められないのは、執着です。
その執着心が、あの世に戻ることを妨げてしまいます。
辛くても、グッとこらえて、明るく送り出してください。
数十年後には、自分も送られる側になるのですから、悲しむ必要はないのです。