一部の地域を除いて、8月13日から16日までが、お盆の期間になります。
新暦で行う地域でも、この期間を「お盆休み」とする会社が多いですね。
明日は御先祖様を迎える「迎え火」を焚き、16日に送り出す「送り火」を焚きます。
これはそれぞれ、12日の夕方、15日の夕方の地域もあります。
かつての1日は、夕方から夕方まででしたから、その名残りです。
お盆には、仏壇のある家は仏壇を祀り、ある家の人も無い家の人も、お墓参りをします。
コロナ騒動で「帰省警察」が蔓延っているここ数年、帰省しての墓参りを控えている人もいるでしょう。
それで、墓参りの代行業が流行っています。
ネット環境が充実してきたこともあり、近頃は、バーチャル墓参りサービスもでてきてます。
いずれにせよ、御先祖様に心を馳せる良い機会です。
さて、家系の御先祖様には心を向けますが、血脈の御先祖様に対しては、どうでしょう。
何度か取り上げていますが、自分には両親がいて、両親にもそれぞれの両親がいてと、何百代も、何千代も遡ることができます。
人間としての意識を持ったのは、どれくらい前なのかはわかりませんが、そこまで遡ると、御先祖様の合計は天文学的な数になります。
その中には自分の前世もありますし、生まれ変わっていて複数回カウントされている魂もあります。
ただし、魂は同じでも別人です。
そして、膨大な数の御先祖様のうち、一人でも欠けていたら、今の自分は存在していません。
これら血脈の御先祖様にも意識を向けて、感謝してください。
家系の御先祖様は、お墓や仏壇にお参りして感謝できますが、血脈の御先祖様には心の中でしかできません。
時間をとって、瞑想することをお勧めします。
樹形図をイメージして、無限とも思える御先祖様に感謝してください。
御先祖様の方が、神様よりも近しい存在ですから、きっと助けてくださいますよ。