忙しくて参拝する時間が取れない時や、目的の神社が遠すぎて参拝できないなど、諸般の事情によって現地に行けない時は、遠隔参拝を行います。
遠隔参拝については、これまでに何度か取り上げましたが、しばらく遠ざかっているので、あらためて記しましょう。
遠隔参拝の方法は、いろいろな方が、独自のやり方を説明しています。
ここで説明するのは、あくまでも私流のやり方ですから、これが絶対というものではありません。
遠隔参拝の前に、まず、天津祝詞を覚えてください。
・天津祝詞・
⾼天原に神留まります
( たかあまはらにかむずまります )
神漏岐神漏美之命以ちて
( かむろみかむろみのみこともちて )
皇御祖神伊邪那岐之⼤神
( すめみおやかむいざなぎのおおかみ )
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
( つくしのひむかのたちばなのおどのあわぎがはらに )
身禊祓い給ひし時に ⽣坐る祓戸の⼤神等
( みそぎはらいたまひしときに あれませるはらいどのおおかみたち )
諸々の禍事罪穢を
( もろもろのまがごとつみけがれを )
祓へ給へ清め給へと申す事の由を
( はらへたまへきよめたまへともまおすことのよしを )
( あまつかみくにつかみやほよろずのかみたちともにきこしめせと )
恐み恐みも申す
( かしこみかしこみもまおす )
遠隔参拝では、イメージの中で鳥居をくぐって参道を進み、本殿あるいは拝殿の手前で祈りを捧げます。
一の鳥居、二の鳥居と複数ある場合は、それもイメージしてください。
最初に鳥居の前で一礼あるいは二礼二拍手一礼し、天津祝詞を唱えながら神前に近づいていきます。
その際、2回唱えたところで到着するように、調節します。
3回目は、神前で唱えます。
あとは、いつもの参拝と同じように、名乗りや感謝から始めて一通り祈ります。
最後は「かむながらたまちはえませ ( 神様に全てお任せします ) 」で、締めくくります。
「〇〇大神、まもりたまへ、さきはえたまへ」を唱えるのもいいでしょう。
祈りを締めくくったら、一氣に現実に戻って構いません。
何度か試していくうちに、しっくりくるようになるでしょう。
練習してください。
本日も、お読みいただき、ありがとうございました。
明日も、楽しい1日をお過ごしください。