遠隔参拝については、これまで何度か取り上げてきました。
コロナ騒動で外出を遠慮させられていた頃には、重宝したものです。
遠隔参拝とは、イメージの中で神社に参拝することです。
神道的には、御魂を飛ばして参拝すると言えます。
居ながらにしての参拝なので、時間とお金と労力が節約できます。
日本全国、どこの神社にでも、何時でも参拝できますから、便利です。
進学、就職、結婚、引っ越しなどで、産土神社に御無沙汰している方は、遠隔参拝で挨拶するといいでしょう。
その時、どんな感じがするか、微かな、感覚を感じてみてください。
さて、遠隔参拝は、綺麗な御魂で参拝したいですから、天津祝詞で邪気を払います。
目を閉じて、天津祝詞を唱えながら、実際に参拝しているところをイメージします。
一の鳥居の前で一礼し、鳥居をくぐるところから始めてください。
参道を進み、手水舎で口と手をすすぎ、本殿まで進みます。
神社によっては、拝殿の場合もあります。
ここまで、天津祝詞2回でたどり着くといいでしょう。
内宮のように参道が長いと、2回では足りないかもしれません。
何回目にといった掟はありませんから、臨機応変にどうぞ。
2回でたどり着いたら、神前で3回目を唱え、祈りに入ります。
祈りが終わったら、「かむながらたまちはえませ」を3回唱えて、現実に戻ってください。
この時、参道を元に戻って帰っていくイメージはいりません。
目を開けるだけで、現実に戻ります。
実際に参拝した時の違いが、体感できるかどうか。
感覚を研ぎ澄ませる訓練にもなります。