お盆には先祖供養のために、仏壇をお祀りしたり、お墓参りをしたりします。
墓参りといっても、父方と母方、二軒分くらいでしょうか。
他家に嫁入りや婿入りしたり、養子になったりした人は、実家の墓参りもされるでしょう。
それで供養されるのは、家系の御先祖様だけです。
何度か取り上げていますが、私たちには血脈の御先祖様がいます。
両親、その両親、そのまた両親と、遡れば2の冪乗で増えていきます。
30代遡れば、合計20億人を超えます。
昔は結婚するのが早かったので、30代だと600年くらいでしょうか。
600年前は室町時代ですね。
歴史の長さから見れば、最近です。
古代日本では春秋暦が採用されていたそうですから、神武天皇即位は、約2000年前。
その前に弥生時代があり、15000年以上続いた縄文時代があり、その前には石器時代があり・・・。
日本列島に人が住み始めたのは、5万年から10万年前です。
学者によって、主張が違うので、正しい年代はわかりません。
そこまで遡れば、血脈の御先祖様の数は、天文学的な数字になります。
ただ、そんなに多数の人がいたわけがありません。
共通の先祖が、いくつも重なっています。
また、同じ御魂が何度も生まれ変わっていて、複数回カウントされているはずです。
魂は同じでも、違う人です。
あなたと、あなたの前世と、あなたの前々世は、魂は同じでも、別の人だということです。
この、膨大な御先祖様を全て供養するのは、難しいですが不可能ではありません。
まず、瞑想して血脈の御先祖様に氣を向けてください。
トーナメント表を逆さまにしたような図で、それが遥か彼方まで続いているイメージです。
そして「とほかみえみため」を唱えましょう。
言葉に出して、ゆっくり、はっきり、丁寧に発音してください。
これで、かなり救われるはずです。
ぜひ、お試しください。
血脈の御先祖様の中には、あなたの前世も、たくさんいます。
先祖供養は、自分の供養でもあるのです。