仏様と御縁を結ぶと言っても、僧侶になるわけではありません。
また、お寺で特別の儀式を行うのでもありません。
御縁を結ぶのは、もっと簡単です。
「袖触れ合うのも多生の縁」というくらいですから、出会いそのものが御縁といえます。
仏様と御縁があれば、あの世で困ったときに助けてもらえるそうです。
密教では真言 ( マントラ ) と手印で仏様を呼び出し、祈願します。
スポーツ選手が精神鍛錬のために護摩を焚く修行を、テレビで見た方もいらっしゃるでしょう。
あれを、自分でやればいいのです。
ただし、護摩を焚く必要はありません。
手印と真言だけで、仏様は来てくださいます。
それで、御縁ができます。
せっかく来ていただいたのですから、何か願い事をすれば、答えがいただけます。
願い事の機が熟していたら、すぐに叶えられるでしょう。
ともかく、たくさんの仏様と御縁を結んでおけば、さまざまなシーンで助けがあります。
想像してください。
あの世で苦しい時に仏様が来てくださったら、どれほど助かるでしょうか。
「その時」のために、仏様と親しんでおきましょう。
備えあれば憂いなし。