今日は雑節の一つ「二百十日」です。
立春から数えて二百十日目であり、二百二十日、八朔と並んで、農家の三大厄日の一つです。
この時期の災厄は、台風です。
ちなみに、今年の二百二十日は9月11日、八朔は9月15日です。
現代では、天気予報を見ていれば、台風に備える事ができます。
天気予報のなかった時代には、突然やってくる嵐に対して、神頼みをするしかありませんでした。
それゆえ、昔の方が神様に向かう姿勢は、真剣だったでしょう。
テレビのバラエティーで、神社参拝の方法を紹介することがあります。
鳥居の前で一礼するとか、参道の真ん中を歩かないとか、いろいろ解説していますが、一番大切なのは、神様に向かう姿勢です。
何もかも恵まれている現代では、神様は軽い存在です。
生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれている人だけが、真剣に祈るのでしょう。
自分を、あえてそのような状況に追い込めば、真剣さが増します。
これは、現実に追い込むのではなく、精神的に追い込むだけで構いません。
そのために、最悪の未来をイメージします。
神様以外に頼るものが無い状況に追い込まれている自分を、強くイメージしてください。
そして、神社参拝に向かうのです。
ただこれは、潜在意識に入ってしまうと、最悪の事態が実現してしまいます。
その代わり、真剣に祈った分、神様の助けもあるでしょう。
刺激を求める方は、試してみてください。