明日、彼岸5日目の六度万行は「精進」です。
一心に仏道修行に励むことですが、出家でない私たちには、できません。
身を清めるという意味もありますが、一般に精進は努力と同じ意味に使われます。
土の時代では、努力で成功することができました。
また、努力は日本人にとって美徳です。
親も学校の先生も、努力を勧めます。
勧めるというより、強制すると言った方が正しいかもしれません。
勉強も、スポーツも、「がんばれ、がんばれ」と声をかけられて、強要されます。
風の時代では、努力をしても、頑張ってはいけません。
頑張っている自覚があるとき、それは好きなことをしていないときです。
夢中になっているときは、頑張っている感覚はないし、頑張ろうと自らを鼓舞することもありません。
側からは物凄く努力している様に見えるけれど、本人は、楽しくて仕方がなく、夢中になっている状態です。
風の時代は、閃いたら即実行。
それは、ワクワクから来るものです。
時が経つのを忘れてしまうくらい夢中になれるものを、見つけてください。
明日の精進は、「閃いたら即実行」です。
閃いた瞬間、何も考えずに実行に移す練習をしてください。