神様は、どんなときに願いを叶えて下さるか、自分で色々試してみて体験することを、お勧めします。
一般に、神様は努力をする人が、お好きなようです。
それも、祈りながら努力する人ですね。
現実しか見ず、己の努力のみで物事を達成しようとする人は、我が強すぎて、嫌われます。
神様は、人が最大限の努力をしているとき、背中を押して下さったり、手を引っ張って下さいます。
具体的には、協力者が現われたり、ヒントが目や耳に入ったりする形ですね。
皆さんは、努力されていますか。
彼が若い頃に記した 「三教指帰 ( さんごうしいき ) 」 の序章に、その様子が書かれています。
18歳の時、日本に一つしかない大学に入ったわけですが、
「読書中の眠気を払うために首に縄をかけたり、股を錐で突いたりしたという故事がありますが、それさえまだ不十分だと思うくらいの気持ちで、熱心に勉強しました。」
とあります。
錐で股を突き刺して眠気を払いながら勉強するというのも、凄まじい気迫ですが、そんなのは、まだ、ぬるいのだと空海は言っています。
そこまでやれば、「頑張ったね」 と、神様はご褒美を下さいます。
言い換えれば、何か目標を達成しようとするときに、神様の応援が欲しければ、そのレベルの努力が必要だということです。
覚悟を決めましょう。
命のぎりぎりの所まで、自分を追い込めるかどうか。
祈りながら努力するなら、過労死の心配は、ありません。
過労死する人は、「やらされている人」、「責任感のみでやっている人」、「努力の先のゴールが見えない人」 です。
昔は、「4当5落」 と言って、睡眠時間を4時間しか取らずに勉強した人は受験に合格し、5時間寝た人は落ちる、なんて言われていました。
今は、睡眠中に記憶が定着するから、沢山寝ることが推奨されています。
それはともかくとして、受験生は極端な無理をしますが、過労死した受験生なんて聞いたことがありません。
皆、目標に向けて、自主的に努力しているからですね。
努力の先のゴールと、その先の幸福が見えているからです。
皆さん、受験生に負けないくらい、努力しましょう。