神棚の掃除は、つい、忘れてしまいがちです。
年末の大掃除の時に、ついでにやって、それっきり年末まで放っておく人が、大半なのではと思います。
汚れに気づいたら、その都度、きれいにするのが理想です。
月に一回、三ヶ月に一回、せめて半年に一回くらいは、掃除しましょう。
特に今月は、夏越の大祓があります。
自分自身の罪穢れを祓っていただき、きれいにしてもらうのですから、神棚もきれいにしましょう。
神棚の掃除に関して、少し注意すべき事があります。
まず、汚れたぞうきんを使ってはいけません、当たり前ですけど。
新品を使うのが、最も正しいやり方です。
神社参拝の時と同じように、掃除を始める前に、口と手をすすいで清めます。
祝詞を奏上して、掃除をすることをお断りしてから始めて下さい。
お社には、息がかからないよう注意しましょう。
お社を下ろして掃除するときは、床に置かず、机の上に置きましょう。
古い御札は、神社に納めてお焚き上げしてもらいましょう。
大体、「賞味期限」 は、一年です。
遠くの神社御札や、記念にとお祀りしているものでも、黄ばんできたり汚れが酷くなってきたら、やはり、神社に納めましょう。
掃除の時、榊が枯れていれば、取り替えます。
米、水、塩も、新しいものと取り替えます。
掃除の締めくくりには、蝋燭に火を灯して、祈りを捧げます。
これで、清々しく今年の後半に臨むことが出来ますね。