子供の頃から、親や教師から努力しなさいと言われ続けてきた人は、多いでしょう。
努力しなさい、頑張りなさいと、言われたことのない人は、いないと思います。
また、神様も一所懸命努力する人を応援して下さいます。
しかし、努力することと、成功・達成することは、別物です。
ここに、落とし穴があります。
努力家は、努力することが目的になってしまいがちです。
努力している自分に、心の底で満足してしまっているのです。
努力することが、喜びなんですね。
そうなると、努力することばかりを引き寄せます。
言い換えれば、いつまで経っても成功・達成しません。
成功したら、努力の必要がなくなりますから、潜在意識的には都合が悪いわけです。
この落とし穴に嵌っている人は、沢山いるでしょう。
神様から見れば、成功しようがしまいが、あまり関心はありません。
精進努力して荒魂を磨いているのですから、「よしよし」 ということです。
でも、この世にいる人間としては、成功したいですよね。
目標を達成した喜びを、味わいたい。
そのために、いろいろなことを犠牲にして頑張っているのです。
ところが周囲を見てみると、大した努力もしていない人の方が、恵まれていて、気楽そうに見えます。
その人が幸せなのは、前世の徳分が沢山あるからなのかも知れません。
ピンポイントで努力したことが、当たったのかも知れません。
他人は、他人です。
努力しているのに成功・達成に至らない人は、自分自身を振り返ってみましょう。
努力することが、目的になっていないか。
努力は、手段にすぎません。
「手段が目的になることを、趣味という。」
成功・達成することを、あらためて、目標としましょう。